目次
システム概要
開発の経緯
株式会社電池屋様では、全国の公共機関・法人による入札情報の確認を営業担当が手動で行っており、作業負担が大きいだけでなく、見落としや対応遅れがビジネスチャンスを逃す要因となっていました。そこで、入札情報を自動で収集・分析し、自社に関連する案件を優先度付きで通知するAIシステムの導入を決定しました。
導入することへの効果
全国の官公庁・自治体の入札情報を日次で収集・整理し、AIによるカテゴリ分類・スコアリングによって自社にとって重要な案件が可視化されるようになりました。これにより、情報収集工数を約90%削減し、営業活動の精度とスピードが大きく向上しました。
プロジェクトの課題
- 複数の自治体サイトに対応した安定したスクレイピング処理の構築
- 入札案件ごとの重要度を自動評価するアルゴリズム設計
- 社内での運用に適したUIと通知設計
- AIによる業務自動化(CrewAI)の有効活用と精度検証
プロジェクト概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開発開始 | 2024年12月 |
開発期間 | 6ヶ月 |
開発費用 | 500万円~ |
メンバー数 | 4名(PM1名、エンジニア2名、AIエンジニア1名) |
以下が作業内容になります。
- Pythonを用いたスクレイピング処理の開発
- CrewAIとOpenAI APIを活用し、案件内容の自動要約・分類・スコアリング機能を構築
- Next.jsによるダッシュボードUIの実装
- SendGridによるメール通知機能の整備
- AWS ECSを中心としたコンテナベースの構成でシステムを設計・構築
- AWS RDS、Cognito、API Gateway、S3、CloudFrontを活用したスケーラブルな基盤を構築
利用した製品・技術
以下が利用した製品・技術になります。
- 言語:Python、TypeScript、HTML、CSS
- フレームワーク:FastAPI、Next.js
- インフラ基盤:AWS(ECS、RDS、Cognito、API Gateway、S3、CloudFront)、SendGrid、CrewAI、OpenAI API